こんにちは!みさです。
埼玉県を拠点にWeb制作のフリーランスとして活動しています。
独学でプログラミングを勉強し、フリーランス駆け出し当初はクラウドソーシングで営業をしていました。
単価4,000円から始まり、今では単価20〜30万円でお仕事できるようになりました。
先日、私はこんなツイートをしました。
クラウドソーシングは提案しまくる場所という先入観があるけど、実はスカウトもあるんです👨💻
なので、プロフィールと実績は丁寧に登録しておくのが良き🙆✨
特に、自分にはどんなスキルがあって何ができるかを書いておこう!攻めの姿勢と待ちの体制、両方整えておくことで可能性が高まります😊
— みさ@埼玉のWeb系フリーランス (@misaprog) September 7, 2020
今回は、この「待ちの体制」を整えるためのポイントについて解説します。
「攻めの姿勢」について知りたい方は、こちらの記事を合わせてご覧ください。
【保存版】クラウドソーシング営業で案件獲得するポイント10選
続きを見る
この記事はこんな方のお役に立てると思います。
- これからクラウドソーシングで営業をはじめてみようと思っている
- クラウドソーシングのプロフィール文をどこまで書けばいいかわからない
- クラウドソーシングを使い始めたけど今までスカウトが来たことない
記事の信憑性としては、こちらをどうぞ。
\嬉しいご報告いただきました/
営業サポート企画をご案内している方から、プロフィール文添削後に早速お問い合わせが来たとのご報告が😍✨
私もはじめての企画で、成果に繋がるか不安もあったので嬉しいです😊
お仕事に繋がりますように、引き続き応援しています🎉 pic.twitter.com/s9EwyVsjoC
— みさ@埼玉のWeb系フリーランス (@misaprog) September 7, 2020
私が以前「駆け出しエンジニア営業サポート企画」でプロフィール添削をした方からいただいたコメントです。
この方はその後、無事に案件を受注しました!
それでは、実際に私が使っていたプロフィール文を紹介しつつ、解説していきます。
クラウドソーシングでスカウトが来るプロフィール文
まずは私が登録していたプロフィール文をご紹介します。
今見ると修正したい箇所もいくつかありますが、「スカウトをもらうにはこの程度でいいのか!」という参考になれば幸いです。
こんにちは!平野未紗と申します。
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
埼玉県を拠点にWeb制作のフリーランスとして活動しており、主にLPや企業サイト制作のお仕事を承っております。
以下に経歴や可能な業務などを記載しておりますので、御覧いただけますと幸いです。
【経歴】
2011年:〇〇高等学校卒業。
2014年:〇〇大学〇〇学部卒業。
2014年〜2020年:生命保険会社勤務。コンサルティング営業や新人教育を経験。
2020年〜現在:Web制作フリーランスとして活動中。
【可能な業務内容】
・HTML/CSS/JavaScript(jQuery)を使ったコーディング
・デザインデータを元にLP制作、企業サイト制作
・レスポンシブ対応したサイト制作
・WordPressの導入、サイト構築、改修
【使用言語】
・HTML
・CSS
・Bootstrap
・JavaScript(jQuery)
・PHP
【使用ツール】
・AdobeXD
・WordPress
【稼働時間】
平日休日問わず1日8時間程度を作業時間にあてています。
できる限り柔軟に対応いたします。
【連絡手段】
Chatwork,Slack,Zoomなど柔軟に対応いたします。
21時までのご連絡は3時間以内にお返事いたします。
【納期について】
余裕をもって少し長めに提案させていただいております。
密にコミュニケーションを取り、できる限り柔軟に対応します。
【自己PR】
前職の経験を生かし「責任感」と「コミュニケーション」を大切にお仕事させていただきます。
最初の打ち合わせだけではなく、作業中も密にコミュニケーションを取ることでお客様との認識の相違を減らし、納品まで責任を持って対応いたします。
ご興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
こんな感じです。
まずは全体の構成として1つ大きなポイントがあります。
見出しと箇条書きでスッキリと
見出しがある文章とない文章では読みやすさが全然違います。
見出しがあることで発注者が気になる情報を探しやすくなるので、私はプロフィール文にも提案文にも必ず見出しをつけています。
また、前半の【経歴】【可能な業務範囲】【使用言語】【使用ツール】あたりは箇条書きが見やすいのでおすすめです。
それでは、各項目がなぜ必要なのか、順番に解説していきますね。
ご挨拶
こんにちは!平野未紗と申します。
プロフィールをご覧いただきありがとうございます。
埼玉県を拠点にWeb制作のフリーランスとして活動しており、主にLPや企業サイト制作のお仕事を承っております。
以下に経歴や可能な業務などを記載しておりますので、御覧いただけますと幸いです。
まずは「名乗り」「相手へのお礼」「自分が何者か」をさくっと伝えます。
できれば本名と拠点は書きましょう。
発注者は会ったことも話したこともない人にお仕事を依頼する不安感があるので、身元を明かした方が信頼に繋がります。
「相手へのお礼」は大事
いきなりちょっと余談ですが、私は営業活動全般でこれを大事にしています。
「ありがとうございます」と言われて不快になる人はいないと思うので、プロフィール文でも、メールのやりとりでも、Zoom面談のときも、相手へのお礼の言葉からスタートするようにしています。
経歴
【経歴】
2011年:〇〇高等学校卒業。
2014年:〇〇大学〇〇学部卒業。
2014年〜2020年:生命保険会社勤務。コンサルティング営業や新人教育を経験。
2020年〜現在:Web制作フリーランスとして活動中。
何故わざわざ本名・拠点・経歴など公開する必要があるのか、以下に解説します。
ちょっと難しい言葉で、すみません。
自己開示と返報性の法則
自己開示を行った場合は、自己開示をされた側も同じように自己開示をしたくなる、という返報性のルールがあります。
また、ある心理学における実験では、個人情報を開示すれば相手から好感を得られやすくなる、ということが分かっているそうです。
要するに、自分が自己開示をしない限りは相手から信頼してもらうことはできません。
そのため、まずは自分が何者なのか、自分がどのような人物なのかを相手に伝える必要があるのです。
自己開示についてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
可能な業務内容
【可能な業務内容】
・HTML/CSS/JavaScript(jQuery)を使ったコーディング
・デザインデータを元にLP制作、企業サイト制作
・レスポンシブ対応したサイト制作
・WordPressの導入、サイト構築、改修
自分は何ができるのか、何を作れるのかを記載します。
発注者は大きく分けて2パターン
- 一般の方々(エンドクライアント・エンドユーザー)が制作してくれる人を直接探している
- 一般の方々から依頼を受けた制作会社などがビジネスパートナーを探している
一般の方々と制作会社の方々では知識レベルが違うので、どちらの発注者がプロフィールを見ても、自分のスキルが伝わる状態であることが理想的です。
この【可能な業務範囲】については、一般の方々に伝わる表現で記載しましょう。
(私のプロフィール文にも改善の余地があります・・・)
使用言語・使用ツール
【使用言語】
・HTML
・CSS
・Bootstrap
・JavaScript(jQuery)
・PHP
【使用ツール】
・AdobeXD
・WordPress
どちらかというと、制作会社など同じ業界の方々へスキルセットを伝える場所です。
【可能な業務範囲】は完成物をイメージできるような表現で記載します。
【使用言語】【使用ツール】はその完成物を作るための手段として自分が持っているスキルを伝えるイメージで良いと思います。
稼働時間
【稼働時間】
平日休日問わず1日8時間程度を作業時間にあてています。
できる限り柔軟に対応いたします。
ここはちょっと注意が必要です。
- 学生や脱サラした人:フル稼働できることをアピールすべし
- 副業でやってる人:副業であることを表現する必要はなし
書いてはいけないNGワード
プロフィール文は相手に安心感を与えるためのものであると私は思います。
なので、わざわざ相手を不安にさせる要素は書く必要がないかなと。
「副業」「勉強中」「駆け出し」これらのワードは記載しないように、伝わらないようにしましょう!
連絡手段
【連絡手段】
Chatwork,Slack,Zoomなど柔軟に対応いたします。
21時までのご連絡は3時間以内にお返事いたします。
チャットやビデオ通話などの連絡手段を記載しておくと良いと思います。
スカウトメール後のやりとりをスムーズに進めるためです。
納期について
【納期について】
余裕をもって少し長めに提案させていただいております。
密にコミュニケーションを取り、できる限り柔軟に対応します。
ここは後から追加しました。
私のスタイルとして、3日でできそうなものを納期5日として、実際には3日後に納品する主義なので、ガード文言としてです。
「無責任なことを言わない人なんだな」という印象も伝われば良いなと思い入れました。
ここは個人の好みとかスタイルによるかなと思うので、ご自由にどうぞ!
自己PR
【自己PR】
前職の経験を生かし「責任感」と「コミュニケーション」を大切にお仕事させていただきます。
最初の打ち合わせだけではなく、作業中も密にコミュニケーションを取ることでお客様との認識の相違を減らし、納品まで責任を持って対応いたします。
ご興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
最後に記載する重要なところです!
まずは「自分の強み」「アピールしたい要素」を考えてみてください。
私の場合は文章全体を通して「丁寧さ」「責任感」「円滑なコミュニケーション」をアピールしたくて書いていました。
大事なことは「アピールしたい要素」と「根拠となる情報」をセットで書くことです。
- 丁寧さ:作業中も密にコミュニケーションを取りますと記載
- 責任感:納期には余裕を持って提案する(=納期は必ず守ります)と記載
- 円滑なコミュニケーション:前職での営業経験や新人教育経験を記載
意気込みだけ書いても相手に信頼してもらうのは難しいので、主張と根拠をセットで記載することは大切です。
・・・・・・・
最後に文章全体を読み返して
- とにかく読みやすいか
- 発注者に信頼してもらえる情報が揃っているか
- 自分の強みが伝わる文章になっているか
このあたりを最終チェックして、違和感がなければおおむね完成です!
おつかれさまでした◎
クラウドソーシングのプロフィール文の推敲方法
ひととおり書いたら完成でも良いのですが、ブラッシュアップをおすすめします。
ここでは2通りの方法をご紹介します。
第三者に見てもらう
いわゆるダブルチェックやトリプルチェックです。
自分の文章を自分で確認するには限界があるので、もし身近に頼める人がいればぜひ見てもらいましょう!
勉強仲間やメンター的な人がいれば、同じ業界人の視点で情報に過不足がないか確認してもらえますね。
家族や友人でも「一般の方でも理解しやすい文章か」という視点で見てもらうこともできます。
自分では気づかなかった視点でアドバイスをもらえるかもしれないので、第三者に見てもらうことは大切です。
他人のプロフィール文を観察する
ライバルから学べることも多いです。
実績がある人や評価の高い人を見つけたら、プロフィールを覗いてみると良いと思います。
「あ、この人のこの表現良いな」と思ったら取り入れてみましょう。
無料のお手本がたくさんあります。
クラウドソーシングでスカウトが来る確率を上げるポイント
ここまではプロフィール文に着目してお話をしてきました。
ただ、ここは情報の1部分でしかないので、その他の情報も登録できる情報は全て登録するくらいの意気込みで準備をしておくことが大切です。
プロフィール以外も丁寧に登録
利用する媒体によっても仕様は異なりますが、「ポートフォリオ」「スキル」「経歴」などのページもしっかり情報を登録しておくことをおすすめします。
特に、視覚的にスキルを証明できる「ポートフォリオ」は必ず情報を充実させておきましょう。
既にご自身のポートフォリオサイトがあってリンクだけ貼り付けておきたい気持ちもよくわかりますが、画像をアップロードする仕様になっている場合にはコツコツ登録することを推奨します。
また、実績が増えた際にはこまめに情報の更新もしておきましょう。
窓口を広げておく
私がクラウドソーシング営業をしていた頃は、以下すべての媒体を使っていました。
窓口は広く、提案量が多いに越したことはないのです。
使い始めてみて、プラットフォームとの相性の良さなどもわかってくるかなと思いますので、使える選択肢は増やしておきましょう。
意外と穴場なのが、「ココナラ」です。
ココナラはサービスを出品してお仕事を獲得する場所のイメージが強いかと思いますが、実は公開募集に提案することもできます。
「仕事・相談を探す」というメニューがあるので、ここからお仕事を探して提案できます。
他2つのクラウドソーシングより1つの案件に対する提案数が少ないので、かなり狙い目です!
まとめ
ここまでご紹介した内容をもとに情報登録をすると、結構時間がかかると思います。
私も当時は情報登録だけで丸1日程かけた記憶があります。
でも言い換えれば、丸1日使えばスカウトが来るレベルの情報登録が可能です!
いち早く案件を獲得したい気持ちもすごくわかりますが、まずは丁寧に情報登録をすることが信頼と案件獲得への近道だと思います。
スカウトをもらえると競争相手の数はぐっと少なくなります。
加えて、スカウトをくれる方は制作会社などの企業が多い印象なので、一度繋がると継続してお仕事をもらえる可能性も高いです。
こんな絶好のチャンスを逃さないためにも、ぜひ「待ちの体制」をこの機会にばっちり整えてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました^^