こんにちは!みさです。
今日も読書感想文を書いていきます。
前回の読書感想文(「7つの習慣」を読んだweb制作者の読書感想文 )、想定よりもたくさんの方々に読んでいただきました!
ありがとうございます・・・!
ブログも読書感想文も初の試みだったのですが、この習慣は大事にしていきます。
さて、今回の本はこんな方におすすめです。
- 「人生100年時代」と聞いても自分はそんなに長生きしないと思う
- 「人生100年時代」とは健康とお金の問題だと思っている
- 「人生100年時代」という言葉を仕事でよく使っている
私自身、この3つすべてに当てはまっていました。
私は以前保険会社で働いていましたが、この「人生100年時代」という言葉の本質を理解せずに仕事をしていたことを、この本を読んで思い知らされました。
確かに、「人生100年時代」において健康やお金の心配は避けては通れないです。
しかし、それがすべではなく、もっと広い視野で「人生100年時代」に向き合うことが大切だとこの本から学びました。
この本は、「人生100年時代」を【不安要素】としてではなく【恩恵】として捉えて生きていくために、私たちがどのように考え行動していくべきかを教えてくれる1冊です。
それでは早速内容をみていきましょう。
本の紹介
今回はこちらを読みました。
経営者やフリーランスに愛読家も多いベストセラー本です。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)- 100年時代の人生戦略
選定理由
私がこの本を選んだ理由は以下の通りです。
- よく耳にするベストセラー本だった
- 脱サラした今後の人生をどう生きるべきかヒントを得たかった
- 前職で「人生100年時代」という言葉をよく使っていたので聞き馴染みがあった
私は2020年の1月末に会社を辞めているので、これからは敷かれたレールの上ではなく、自分から道を開拓して生きていくことが重要だなと感じていました。
この本をきっかけに、人生100年時代を有意義に過ごしていきたいと思い、こちらの本を選びました。
要約と感想
今回も、本を読む前に動画と要約文をインプットしました。
動画はサラタメさん、要約はflierさんにお世話になりました!
- 長寿化により、ステージの移行を数多く経験する「マルチステージ」の人生が到来する。人生の選択肢が多様化するため、自分のアイデンティティを主体的に築きながら、人生をどのように計画するかが問われる。
- 今後は、金銭的な有形の資産と、家族や友人関係、知識、健康といった「見えない資産」とのバランスをとることがますます重要となる。「見えない資産」は生産性資産、活力資産、変身資産の3つに大別される。これらに投資を続け、自らを再創造することが実り多い100年ライフには欠かせない。
今回の読書感想文では、私が読み終えて特に重要であると感じた3つのテーマを軸にお伝えしていきます。
人生100年時代とは?本当に100年生きるの?
第1章 長い生涯
✅平均寿命は今後も伸びる
2007年生まれの半数が107歳
2014年生まれの半数が109歳
→10年で2〜3年伸びている。世界規模で拡大中。120歳くらいまで上昇?✅健康な期間が伸びる
→国によって違いはある。公衆衛生、啓蒙キャンペーン、生活習慣の改善によって決まる。#LIFESHIFT— みさ@埼玉のWeb系フリーランス (@misaprog) August 5, 2020
「人生100年時代」と言われても、自分事としてあまりピンとこない方は多いと思います。
ですが、この本にははっきりと「2007年生まれの半数が107歳まで生きる」「2014年生まれの半数が109歳まで生きる」と書かれています。
わかりやすく年齢を引き上げてみると、以下の通りです。
ご自身やご家族の年齢とぜひ照らし合わせてみてください・・・!
- 1986年生まれの半数が101歳まで生きる
- 1993年生まれの半数が103歳まで生きる
- 2000年生まれの半数が105歳まで生きる
- 2007年生まれの半数が107歳まで生きる
- 2014年生まれの半数が109歳まで生きる
2020年時点で35歳以上の方は、50%の確率で100歳まで生きます。
そしてなんと、今年生まれた赤ちゃんの約半数は110歳まで生きる計算になります!
このデータをご覧になると、特に10〜30代の方は「人生100年時代」を他人事とは思えなくなるのではないでしょうか。
「人生100年時代」を自分事化できた方は、ぜひこのまま読み進めてみてください!
人生は【3つのステージ】から【マルチステージ】へ
第2章 過去の資金計画
✅人生が長くなれば、働く年数を増やさない限り、老後資金の確保は難しい
↓
✅だらだらと続く引退のステージも、延々と続く仕事のステージも数々の問題を生む
↓
✅3ステージ(教育→仕事→引退)ではなく【マルチステージ】の人生を生きよう!✨#LIFESHIFT— みさ@埼玉のWeb系フリーランス (@misaprog) August 6, 2020
今までの人生は【3つのステージ】で構成
今までの人生は「大学まで教育を受けて、65歳まで働いて、老後20年間を年金と貯金で生きていく」という「教育→仕事→引退の3ステージ」で成り立っていました。
加えて、「男性が外で働き、女性は家事と育児をする」という役割分担が主流な時代でもありました。
これらは皆さんもご存知の通り「古い習慣」であり、これからは夫婦で支え合いながら各々が「マルチステージ」の人生を生きるのが合理的であると書かれています。
これからは【マルチステージ】の時代
マルチステージとは、さまざまな変化を重ねながら人生を生きていくことを指しています。
本書では、「エクスプローラー」「インディペンデント・プロデユーサー」「ポートフォリオ・ワーカー」という言葉を使って、人生を柔軟に生きることが今後のスタンダードになると紹介されています。
- エクスプローラー(探検者):選択肢を狭めずに広い指針を検討するステージ
- インディペンデント・プロデユーサー(独立生産者):自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こすステージ
- ポートフォリオ・ワーカー:さまざまな仕事や活動に同時並行で携わるステージ
例えば、大学生の場合。
大学を卒業してすぐに就職するのではなく、留学や旅をする中で今後の人生をゆっくり考えてから就職するのもマルチステージの生き方の実践です。
例えば、会社員の場合。
個人で稼ぐ力をつけようと脱サラしてフリーランスなり、その過程で得た知見を活かして今度は友人とともに起業する、というのもマルチステージの生き方です。
ただ、注意しなければいけないことは、人生の目的や軸もなくふらふらと過ごすこととは違うということです。
自分がどのような人間か、自分の人生をどのように組み立てたいか、自分のアイデンティティと価値観を人生にどのように反映させるかを考えながらマルチステージを生きることが大切であると学びました。
【有形資産】と【無形資産】のバランスが重要
第4章 見えない「資産」
✅生産性資産
→スキルと知識、仲間、評判
✅活力資産
→健康、健全な生活、自己再生
✅変身資産
→自分についての知識、多様性に富んだネットワーク、開かれた姿勢100年ライフに備えるためには、有形資産と無形資産のバランスを取ることが大事!✨#LIFESHIFT
— みさ@埼玉のWeb系フリーランス (@misaprog) August 9, 2020
有形資産はもちろん大事
【有形資産】とは、現金やすぐに現金に変えられる資産のことを指します。
例えば、預金・株式・不動産など。
100年ライフにおいて、もちろんこのような換金性の高い資産は必要不可欠です。
加えて、「お金の知識」や「自分自身のお金に対する考え方を理解しておく」ことは重要です。
- 今の生活にはどれくらいお金がかかっているか?
- 何歳まで仕事を続けたいか?
- 引退後の生活のためにはどのくらいのお金が必要か?
これらを踏まえて、自分自身の100年ライフの資金計画に現実性を持たせ、その資金計画の達成に向けた行動や決断が大切であると書かれています。
長寿化時代には、現在のニーズと未来のニーズのバランスをとり、現在の行動が未来の自分に影響を及ぼすことを理解することが大切であると学びました。
無形資産にも目を向けよう
【無形資産】とは、知識やスキル・健康・人間関係など、お金に変えるのは難しいが人生において大事なものを指します。
本書ではこれらを「生産性資産」「活力資産」「変身資産」と呼んでいます。
仮に老後に十分なお金があったとしても、病気で寝たきり・家族とは不仲・友人もいない・夢中になれる趣味もない・・・
そんな人生が100歳まで続くと思うと恐ろしいですよね。
このような人生にならないために大切にすべきものが【無形資産】です。
無形資産はそれ自体に価値があることに加えて、有形資産の形成も助けるという特徴があるので、長く生産的な人生を送るために必要な非常に重要な要素です。
- 知識やスキルを磨いた結果、収入が上がる
- 健康な心と体があるからこそ、働くことができる
- 幅広い人間関係を活かして、新しいビジネスに挑戦できる
「人生100年時代=老後が長い=お金が必要」とお金の問題ばかりに目がいきがちですが、お金の問題はあくまで1つの側面にすぎません。
有形と無形の両方の資産を充実させ、両者のバランスをとり、相乗効果を生み出す必要があるということを学びました。
今後のアクションプラン
今まで「人生100年時代」と聞くと、どうも自分事化できていなかったり、健康やお金の問題と限定的に考えてしまいがちでした。
保険会社時代、老後の健康面や金銭面で不安を抱えている方々に保険商品で備えるためのお手伝いをたくさんしてきました。
しかし、人生100年時代を生きるための本質はそこだけではなく、自分自身の生き方・働き方を根本的に見直すことが大切だと気がつきました。
私の場合はすでに会社を辞めフリーランスとなっているので、まさにマルチステージを実験的中です。
あとは、自分の100年ライフを豊かにするために、有形資産だけではなく、以下のような無形資産を蓄積することも大切に日々過ごしていきたいと思います。
- 生産性資産:Web制作やマーケティングのスキルと知識、地元の友人関係、SNSやブログでの発信
- 活力資産:規則正しい生活習慣、食事・運動・睡眠への配慮、日々の学習
- 変身資産:Web回りへの幅広い興味関心、フリーランスの先輩方や仲間との交流
この本を読んだことで、「人生100年時代」という言葉の本質を理解し、自分の人生を最後まで豊かにすごすためには何が必要でどのように行動すればいいのかを知ることができました。
この本に出会えたことに感謝です。
最後に、私がこの本を読んで一番心に残った言葉をご紹介します!
✅人生の選択に悩んだら、80歳になった自分が隣にいることを想像する
100年ライフにおける適切な計画を立てるためには、現在の自分と未来の自分の間で「対話」をしてすり合わせをする必要がある。
「80歳になった時の私は、いま私が下している決断を評価するだろうか?」
...刺さった🥺#LIFESHIFT
— みさ@埼玉のWeb系フリーランス (@misaprog) August 13, 2020
今後の人生、何か選択に迷うことがあった際には、80歳の自分に恥じない選択をしたいと思います。
今回も長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!